ぎんゆうしじんになりたい男のブログ

キングコングバンディと猪木のボディスラムマッチみたいになってっけどよぉ by 上田晋也(くりいむしちゅー)

バッカニアーズ通信26 勝 まだまだまだまだ首位。

 WEEK7 レイダースに勝利。

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  バッカニアーズ対レイダース、序盤は0-10。

  パッカーズ戦と同じように、相手にリードされる展開。

 レイダースのQBカーはスナップのタイミングをずらし、バッカニアーズD#の反応を遅らせ、小気味よくパスを通していきなりTDを決めた。

 試合開始直後は、バッカニアーズ・ブレイディの定番と化した全然yrdを取れずに攻撃時間一分三十秒ぐらいでパントアウトする。私はこれを”序盤の即パン”と名付けた。

 ロジョ(RBのポール・ジョーンズのこと)のランが出ないことはないが、パスで出にくい状況に厳しい試合展開を予想したところ、グロンコウスキーへのロングパスが通り、ビック・ゲインで大きく前進。そのあと、グロンコウスキーでTDパスを決めたあたりから徐々に試合の流れはバッカニアーズに傾きはじめたと思う。

 とりあえずバッカニアーズD#は相手にパスを通されるものの、いざレイダースがインサイドのランプレイ入るとうまく反応して相手にyrdを取らせることはなかった。相手に容易にyrdを取らせないバッカニアーズD#のおかげで、O#も機能しはじめて気づけば45-20でレイダースに勝利していた。

 

 D#に全幅の信頼があるから、ブレイディはあまりにも無茶なパスを通そうとせずににパント・アウトも恥ずかしからずに受け入れることができるのではないか。

 D#は相手O#の気勢を削ぐだけでなく、自分のチームのO#の必ずコンプリートしなくてはいけないプレイへのプレッシャーを軽くするだろうし、試合を見ているファンもまだまだチャンスはあるさとチャンネルを変えずにいられる。

 優れたQBだけでは、試合に勝てない。

 その前にはプロテクションをしっかり行うオフェンス・ラインが必要であり、プレーをコンプリートしてくれるバックスやレシーバも必要である。

 D#が持ちこたえてくれるから、O#は不必要なプレッシャーから解放されてタッチダウンする機会が訪れる。そして、O#はチームを勝利に導いてくれるからこそ、D#にここぞのもうひとふんばりをさせる力を与えてくれる。

 アメフトというスポーツはまったく関係のなさそうなパーツひとつひとつが実は絶妙に影響を与え合っていて、それがひとつでも欠けていると負けないチームになれない不思議なマネジメント・ゲームである。

 次のWEEK8はNYでマンデーナイトフットボール

 おもえば、NYGの若造QBジョーンズに初白星を与えてしまったのが、バッカニアーズだった。ウィンストン時代であり、仕方がないと思ったがドラフト順位が高くても評価が低いジョーンズ坊やに負けたのは悔しかった。

 あのときの借りを…、やられたらやりかえす…倍返だ。

 そして、シカゴ・ベアーズニューオリンズ・セインツをボコボコにしてくれているはず、俺は信じてるぞベアーズ。ブレイディには勝っておいて、ブリーズに負けるなんて俺は許さないぞフォールズ。

 GO!BUCS!!!

 

 メモ

 レイダース DE 94 C.Nassib

 バッカニアーズが10点差をつけられているとき、レイダースD#にNassibの姿があった。ウィンストン時代に頑張っていた印象しかなく、新天地でもロースターに入っているのはうれしい限り。

 バッカニアーズ所属の頃、相手O#が少し動いたので反応してタックルしにニュートラルゾーンに侵入。そしたらNassibがフォルス・スタートを取られてしまったのはかわいそうだった。

 

 ネイサン・ピ-ターマン

 ベンチでピーターマンがカーのとなりにいた。たしかジョン・グルーデンはピータマンのことを気にいってるらしい。ビルズでいろいろやっちゃったけどなんとか汚名返上してほしい。

 

 フォーネット

 バッカニアーズのRBのフォーネットが全然進まない。後半で時間消化のためのランプレイならわかるが、前半でも進んでいるイメージがない。なぜ?

 

 ミラー

 身長が他の選手に比べて低いせいか、スロットポジションにセットされると見事に存在感が消える。「えっ?いたの?」と日常会話なら失礼千万な言葉がミラーの仕事ぶりに似合う。あくまでも一番手、二番手の実力派のWRがあってこそのミラーだと思う。三番手には三番手の役割があるところがアメフトの奥深いところ。

 

 バイロン・レフトウィッチレフトウィッチのオフェンスコーディネート

 とある日本人のNFLブログを拝見すると、レフトウィッチのオフェンスプランはウィンストン時代と変わってないらしい。また、ブレイディはレフトウィッチの指示をフィールド上でオーディブル(プラン変更)していないらしい。

 レイダース戦でも、O#でタイムを取ったときに真っすぐ向かうのエイリアンスHCではなく、レフトウィッチの方である。HCのエイリアンスはO#に関与せず、レフトウィッチに委ねているのだろうか。

 憶測で書いているので疑問形ばかりで申し訳ないが、これはレフトウィッチのO#プランってなんだろうなと私が考えているメモである。

 レフトウィッチとブレイディでオフェンスプランが実行されているとする。

 まずランプレイが必ず入る。スナップカウントが30秒で、ギリギリ使ってランプレイをするとだいたい1回のプレーで1分使える。とにかく時間を使っていこうとしている。

 ランプレイもロジョはほぼインサイドのラン。基本的に止められようがなにされようがインサイドの一本槍。一見無駄なような気もするが、相手LBを三枚DLの後ろに貼り付ける作戦であり、プレイアクションへの軌跡にもつながる。なによりもLBも止めにいかないと10yrd以上行かれる可能性があるので相手D#にラン・フォーメーション=ランという意識付けにつながる。

 ポテンシャルの高いRBが華麗に相手D#をかわしていくことも素晴らしいとおもうのだが、むしろこの愚直なランプレイこそ、アメフトというO#D#すべてが実はつながっているチームスポーツには必要なのではないか。

 プレーをコンプリートすることでyrdを獲得することももちろんだが、それが実はビックゲインをもたらすためのフリでないといけない。

 すべてのプレーが連環することがアメフトのyrd獲得の真理であり、そのプレーひとつひとつが実はファンも選手もコーチも見飽きたような愚直なプレーだと思う。

 愚直だが全力でプレーをコンプリートしなくてはならない真剣さが選手に求められるとするとなんだがダイナスティイと呼ばれたペイトリオッツというチームが思い浮かぶ。

 相手を華麗にかわすRBを止めることは難しい。だが、その相手をかわすランプレイが特化しすぎると、かえってパスプレイとのつながりが悪くなるのではないか。

 RBがどこからくるかわからないならD#のLBはすこし後ろに守ろうとする。このすこし後ろに守ることがO#のプレイアクションを阻害するのではないか。

 

 しょっぱなからプレイアクションでロング~ディープ手前にパスを投げる。大体インコンプリート。相手DBに警戒心を抱かせるためだろう。

 

 エイリアンスはスティーラーズでOCを務めており、スーパーボウルで勝利した経験もある。そのときレフトウィッチもスティーラーズでポジションがNO.2のQBだった。 エイリアンスが関わった負けないチームの理想像が質実剛健スティーラーズなんじゃないかな…とりあえずエイリアンスがOCのときのスティーラーズのVTRを見てみようと思っている。

 

 

Antonio Brown, Bucs agree to a one-year deal

 そして、レイダース戦の前から情報が流れていたが、アントニオ・ブラウンがバッカニアーズと契約。

 ジョン・レノンは9という数字に縁を感じていた。ブレイディなら12。そして、アントニオ・ブラウンはスティーラーズで大当たりした背番号84。アントニオ・ブラウンが縁を感じている背番号84は現在バッカニアーズでは他の選手がつけている。

 どうなる背番号?

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  日本でアントニオといえば猪木。映画ではバンデラス。ボサノバならカルロス・ジョビン。NFLでは間違いなくこの男。

  はやい、うまい、カッコいいの三拍子揃ったスター選手。個人的には陽のオデル・ベッカムJrと比べるとアントニオ・ブラウンは陰でジャズミュージシャンのマイルス・デイビス的な帝王然とした雰囲気が漂っている。

 大活躍したスティーラーズでケンカしてレイダースへ、そしたらレイダースでまたケンカ。ペイトリオッツで頑張るかと思いきやトラブル起こして退団。

 おそらく、半年ぐらい実戦経験なし。その間、創作活動にいそしんでいたのかYoutubeで自分のミュージックビデオ配信している。私に音楽の才能があるとは思わないけど、なんだかカニエ・ウェストが起こしたオート・チューンテイストの影響下にありすぎて、アントニオ・ブラウンの個性がまったく感じられない。 いままでフットボール漬けの生活で溜まったストレスを解消したのか、アントニオ・ブラウンがNFLに戻ってくる。選手として、個人としてトラブルを起こしていただけに一時は高給取りのWRだったころと比べれば格安の契約である。

 もう金がないのか、またフィールドに立ちたいのか、真意のほどは定かではないがアントニオ・ブラウン自身が今シーズンビックプレイをすればまた高額な契約を結ぶことができるのは確かである。

 …果たしてアントニオ・ブラウンの現在の戦闘能力は如何ほどか?、ただWEEK9のセインツ戦まで待つしかない。

 

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 最近、Youtubeでtampaと打ったらTampa Curhat Beat という検索候補が出てきた。TikTok上でBUZZっているのかな、とにかく今Tampaが熱い。

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