ぎんゆうしじんになりたい男のブログ

キングコングバンディと猪木のボディスラムマッチみたいになってっけどよぉ by 上田晋也(くりいむしちゅー)

WEEK14 やっぱり負け

WEEK14 やっぱり負け
 予想に違わず、バッカニアーズはセインツとの戦いに敗れた。これで通算成績は5-8になった。パンサーズ戦に続き、今回のセインツ戦でもD#陣は奮闘したと思うのだが、後半になるとズルズルと相手O#の勢いを止められなくなり、QBブリーズの前に成すすべがなくなってしまった。相手に得点を許しても、自分たちがしっかり得点を決めていればいいのだけれども、ランプレーが弱いBUCSはWRへのパスプレーに頼らざる得なくなり、それは的を絞ったデフェンスをセインツD#に敷かれることになる。だから、BUCSのパス攻撃はTDにつながることが少なくなり、得点源が封じられてしまうために相手に勝つ確率が低くなってしまう。
 セインツ相手にボロ負けしなかったことを考えればいい負け方かもしれない。
 バッカニアーズは、前半の勢いを中盤になるにつれ維持することができなくなり、FGを2本外すという崩壊の予兆をスタジアムの観客、テレビの前の視聴者に報せたのちに、セインツにモメンタム(主導権)を徐々に譲り渡し、終盤には完全にモメンタムを握られてしまう、という構成のしっかりした敗北のシナリオを演じた。
 この負け方をセインツ側から見ると、前半は苦しい展開だったが、後半になるにつれ尻上がりに調子を上げて試合に勝つことができたという逆転劇のストーリーになる。
 こういうストーリー構成のしっかりとした試合は、早期に勝ち負けが決定的になる惨敗シナリオとは異なり、観客、視聴者をゲームに釘付けにする。BUCSのQBウィ
ンストンもお客さんを意識した負け方ができるようになっただけでも上出来だと思う。
 次節はレイブンズ戦だが、レイブンズはプレーオフ進出の可能性が濃いチームなのでまたまた敗北必至である。別に期待していないから負けてもいいのだけれども、今回のセインツ戦のように観客を意識した負け方をバッカニアーズにしてほしいものである。
 
 メモ
 NFLの動画をyoutubeで観てることが多くなってくると、NFLの試合のハイライトを個人的にまとめたハイライトヘブン?なるものも”あなたへのおすすめ”として出
現することがある。WEEK14の Most Hated とタイトルがついた動画あり、サムネイル画面がバッカニアーズらしかったのでクリックしてみた。すると、そこにはバッ
カニアーズのQBウィンストンとCのジェンセンがベンチで口論している映像が流れはじめた。すぐに他のチームの Hated な場面の映像に切り替わったのだが、気になって調べてみるとウィンストンがジェンセンのペナルティで罰退させられて、うまくドライブできなかったことに対する不満がウィンストンの激怒の理由であったらしい。
 以下推測、ウィンストンとジェンセンの間に入っているのはOLのアリ・マーペットとDEのジャン・ピエール・ポールであった。こんなことしてる場合じゃないだろうとウィンストンをなだめているのがJPPなのだが、一方のアリはジェンセンの前に手を出して制止しているが、ウィンストンを見る目に静かな怒りを宿しているようだった。
 フィッツパトリックがTDを決めたときOLは、QBとともに喜んでいる印象であったが、ウィンストンがTDを決めてもOLが喜んでいる映像がハイライト動画に流れることはなかったと思う。やっぱり、QBとOLの間に何らかの軋轢が生じており、それが原因で今季の勝てそうな試合も取りこぼしているのではないだろうか。
 試合中に、Cのポジションに怒りをぶつけるQBをOLは守るべき価値があると思うだろうか。私は、ウィンストンにQBの資格はないと思う。