ぎんゆうしじんになりたい男のブログ

キングコングバンディと猪木のボディスラムマッチみたいになってっけどよぉ by 上田晋也(くりいむしちゅー)

アートについて思いつき メモ

芸術家 アーティスト
依頼者 クライアント
支援者 パトロン
聴衆 オーディエンス
批評 クリティック
美術館 ミュージアム
収集家 コレクター

 アーティストはパトロンの援助をうけて、クライアントに依頼された作品を制作する。
 作品はオーディエンスに公開される。
 近代社会になると、ミュージアムが作品を収蔵、公開するようになる。
コレクターは投機として絵画を売買し、当初の何倍もの利益を手にするものもいた。また、芸術だとみなされていないものをコレクションし、やがてそれが芸術だと見做されるように画策し、晴れてアートだとミュージアムが承認することで自己顕示欲を満たすものもいた。
 絵画に作者の個性の発露や大衆の蒙を啓くような要素が入りこんでくると、一般人に芸術は理解し難いものだと思われるようになった。
 そこで、芸術作品が無価値なものではないことを説明するためにクリティックが登場する。
 クリティックによって一般人は、こんなわけのわからないものでも何らかの意味があり、高価ものであると思わなければいけないと考えるようになった。