相手にパスを通させても、ランは必ず止めるBUCSのD#。あとは、ブレイディがなんとかしてくれる、という2020年に確立したO#のゲームプランでバッカニアーズはドルフィンズに勝利しました。
調子が上がってこないとファンブルやyrd獲得にもほぼ貢献しないフォーネットですが、WEEK4のペイトリオッツあたりから調子を上げてきており、ラン、レシーブプレイで活躍しました。
同じ地区にカマラとマキャフリーという化け物RBより能力は劣っているとは思いますが、ここぞで1stdown更新をしてくれる頼もしい選手。
ボールキャリア―として小さな隙間があれば突っ込んで行く突破力よりも、ほどよいスペースで相手D#のタックルをかわすのが回避力タイプ。おまけにタックルされても倒れづらい「こんにゃくボディ」なのか、今回のドルフィンズ戦でフォーネットは上半身を捕まれて強引に投げ飛ばされるシーンがありました。
囲まれて…
サイドライン外へ投げられる。
そうまでしないと止まらないというある意味リスペクト?みたいなものでしょう。
私もセインツのカマラがBUCS戦で縦横無尽にフィールド駆け巡る度に落とし穴を掘るしかないんじゃないかと思っていました。それだけ調子のいいRBは腹立たしい存在なのです。
4QにBUCSが45点目を入れたところでブレイディはベンチにさがり、QBはギャバードに。相手陣地でニーダウンすることが目的のO#しか許されていないので、ほぼランプレイだし、参加するメンバーも控えの選手が多い。
なぜかアントニオ・ブラウンは参加しており、10yrd超だろうかきわどいボールをキャッチした。その後フィールド上でライオン?をものまねしたようなパフォーマンスを見せてすごく興奮しているようだった。
チームに貢献できればいいというタイプではなく、できれば全部俺がキャッチしたいし、してみせると言わんばかりのエゴをもった選手だと思う。パスプレイもおいしい部分はアントニオ・ブラウンにしようとHCやQBのブレイディは考えているんじゃないか。選手の調子を上げるためのO#も考えなくてはいけないQBという仕事は本当に重労働だろう。まあ、ウィンストンには荷が重すぎたわけだよね、やっぱり。
Tom Brady named NFC offensive player of the week
ブレイディが週間MVPに選ばれました。
Leonard Fournette on Bucs talent level: This sh-t is different
フォーネットは新加入したリチャード・シャーマンに、BUCSのO#陣はそこらのチームとは違うんだぜと"sh*t"を用いて伝えました。
Buccaneers remove Jon Gruden from Ring of Honor
レイダースHCのジョン・グルーデンが辞任しました。原因は10年以上前のEmailの中にマイノリティを侮辱する内容があったらしいとのこと。
グルーデンはバッカニアーズにはじめてスーパーボウルに勝利するという名誉をもたらしたHCで、バッカニアーズはそれを讃えたものなどを撤去や削除を検討しているそうです。
その時代で許容されてきたものは時代が進んでも許さざるをえなかったわけですが、いま時代のモラルをかつての時代を生きた人たちに強要する、ちょっとこわい時代にアメリカがなってきたと思います。
あのとき許された軽口や冗談がモラルの基準がどうなっているか分からない未来から違反だと批判されることが当たり前になるとすれば、品行方正でクソ真面目なことしか言わないつまない奴しかリーダーになれないことになってしまう。
この先のモラルを考えて行動を考えなくてはいけない不自由な生活が訪れるのだろうか。
このスキャンダルはレイダース内の反グルーデン派のクーデターだと思います。
ハイライト動画で気になったシーン
バッカニアーズはホームゲームで得点を決めると砲台から煙が出るんですが、この矢印の人はよっぽどうれしいのか自ら煙に当たりにいっています。
ウィンストン時代はこの大砲も湿り気味だったからなあ、ブレイディがいる間にウィンストン時代に発注した火薬を使いきるぐらい得点を決めてほしい。